【頭痛と自律神経は関係ある?症例あり】気圧や疲れで頭痛が出る理由

「疲れると頭が痛くなる」
「天気が悪くなると頭痛がする」
「寝不足が続くと頭が重い」
このような経験はありませんか?
頭痛がある方からは、
「自律神経が乱れているから頭痛がするんですか?」
と聞かれることがあります。
実際、頭痛と自律神経には関係があると考えられています。
ただし、
「自律神経が乱れている=頭痛の原因」
と単純に考えることはできません。
頭痛は、睡眠、疲労、ストレス、気圧など、いくつかの要素が重なって起こることがあります。
今回は、頭痛と自律神経の関係について、少し詳しくお話しします。
自律神経とは?
自律神経は、私たちが意識しなくても働いている身体の調整システムです。
代表的なものが、
- 交感神経
- 副交感神経
です。
心拍、血圧、体温、消化、発汗など、身体のさまざまな機能を状況に合わせて調整しています。
たとえば仕事中や緊張しているときは交感神経が働きやすく、休息や睡眠では副交感神経が働きやすくなります。
この切り替えが、睡眠不足や疲労、ストレス、生活リズムの変化などによって影響を受けることがあります。
では、自律神経と頭痛はどう関係するのでしょうか?
ここが大切なところです。
片頭痛では、頭痛そのものだけではなく、吐き気や光・音・においへの過敏など、さまざまな症状が一緒に出ることがあります。
また、片頭痛と自律神経機能に関係する脳の働きについても研究されています。日本頭痛学会でも、片頭痛と視床下部、自律神経機能との関連が取り上げられています。
つまり、
「頭痛」と「自律神経」は、まったく別々のものとして考えるより、身体の調整機能を通して関係している部分がある
と考えたほうが自然です。
ただし、ここで注意したいのは、
「自律神経が乱れているから頭痛が起こる」
と一つの原因に決めつけないことです。

「気圧が変わると頭痛がする」という方もいます
自律神経と頭痛を考えるとき、気圧の変化もよく話題になります。
「雨が降る前に頭が痛くなる」
「天気が回復するときに頭痛がする」
という方もいます。
実際、日本頭痛学会でも、片頭痛と天候・気候、自律神経の変化との関係について研究・報告されています。
ただ、
「気圧が下がったから、必ず頭痛が起こる」わけではありません。
その日の睡眠、疲労、ストレス、食事、月経周期など、いくつかの条件が重なっていることもあります。
そのため、
「今日は低気圧だから頭痛がした」
だけで終わらせず、
「その日は睡眠が足りなかったのか」
「疲れがたまっていなかったか」
「仕事や家事で緊張が続いていなかったか」
なども一緒に見ていくことが大切です。
RAYでは「頭だけ」を見ないことがあります

頭痛があると、
「頭が痛いから頭を何とかしなければ」
と考えがちです。
もちろん頭痛そのものを確認することは大切です。
一方でRAYでは、頭痛のある方をみるときに、
- 首や肩まわりの筋肉
- 背骨の動き
- 胸郭や肋骨の動き
- 呼吸のしやすさ
- 姿勢
- 普段の身体の使い方
- 睡眠や疲労などの生活状況
なども確認します。
たとえば、疲れているときに身体が緊張しやすかったり、呼吸が浅くなったり、首や肩に力が入りやすくなることがあります。
そうした身体の状態が、頭痛と同じタイミングで現れていることもあります。
だからこそ、
「頭痛=頭だけの問題」
「自律神経=自律神経だけの問題」
と分けて考えないことが大切だと私は考えています。
実際にあった一例
20代の女性で、以前から頭痛を繰り返している方がいました。
来院されたきっかけは頭痛ではなく、肩こりでした。
お話を伺っていくと、学生の頃から頭痛があり、いわゆる「頭痛持ち」であることが分かりました。
さらに頭痛の出方を聞いていくと、
高気圧から低気圧へ変わるとき、反対に低気圧から高気圧へ変わるときなど、気圧の変化に合わせて頭痛が出ることがある
という特徴がありました。
何度か施術を行うと、その後は調子が良い状態が続きました。
その後、頭痛が出ることはありましたが、徐々に頻度が減り、最終的には薬を飲まずに月1回程度、あるいは出ない月もある状態になっていきました。
その方は「また頭痛が出るのが怖い」という思いもあったため、2~3週間に1回ほどのペースで身体の状態を確認しながら、メンテナンスという形で生活されていました。
もちろん、これはあくまで一人の方の経過です。
すべての頭痛が同じように変化するわけではありません。
ただ、このように「肩こりで来院したけれど、話を聞いてみると長年の頭痛があった」というケースはあります。
だからこそ、私は症状が出ている場所だけを見るのではなく、「いつ・どんなときに・どのように頭痛が出るのか」まで確認することが大切だと考えています。
頭痛がある方は、こんなことを記録してみてください

自分の頭痛を知るために、簡単な記録をつけてみるのも一つの方法です。
例えば、
- いつ頭痛が出たか
- どのくらい続いたか
- 天気や気圧はどうだったか
- 睡眠時間は足りていたか
- 疲れがたまっていなかったか
- ストレスが強くなかったか
- 吐き気や光・音への過敏があったか
- 薬を飲んだか
などです。
何度か記録していくと、
「雨の前に出やすい」
「睡眠不足の翌日に多い」
「仕事が忙しい週に増える」
など、自分の頭痛のパターンが見えてくることがあります。
これは診断をするためではなく、自分の頭痛を知るための材料です。
こんな頭痛は「自律神経かな」で済ませないでください
頭痛には、片頭痛や緊張型頭痛などの一次性頭痛だけでなく、別の病気が原因となっている二次性頭痛もあります。日本頭痛学会・日本神経学会の頭痛分類やガイドラインでも、危険な二次性頭痛を見逃さないことが重要とされています。
特に、
今まで経験したことのないような突然の激しい頭痛
短時間でピークに達する頭痛
手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らないなどを伴う頭痛
発熱を伴う頭痛
これまでの頭痛とは明らかに違う頭痛
頭痛が以前よりどんどん悪化している
といった場合は、自己判断で「自律神経の問題」とせず、早めに医療機関へ相談してください。
頭痛を「自律神経のせい」で終わらせない
頭痛と自律神経には関係する部分があります。
しかし、
「自律神経が乱れているから頭痛がする」
と一つの原因に決めつけてしまうと、本来見ておきたいことを見落としてしまうことがあります。
気圧、睡眠、疲労、ストレス、生活リズム。
そして、首や肩、背骨、呼吸、身体の使い方。
頭痛が出たときには、こうしたものを一つひとつ見ていくことが大切です。
宮原・加茂宮周辺で、頭痛や肩こりを繰り返していて「病院に行くほどなのか、それとも身体の状態を見直したほうがいいのか」と悩んでいる方は、まず今の状態を一緒に整理するところから始めてみてください。
宮原1丁目整骨院 RAYでは、頭痛だけを見るのではなく、身体全体の状態や日常での身体の使い方も確認しながら施術を行っています。
宮原駅から徒歩8分、加茂宮駅から徒歩3分、無料駐車場もあります。
「やりたい」を、あきらめない身体へ。
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